論文講座対策講座テキスト第3版が完成します。

みなさん、こんにちは。久しぶりのブログ更新になります。

久しぶりと言っても昨年の8月以来ですから、本当に久しぶりです。これだけブログを放置しているにも関わらず、受講生が増えていくことを嬉しく、また、申し訳なく思う今日この頃です。

「放置しないで仕事しろ」と言われてしまいそうですが、やっと3冊目のテキストが完成しました。現在は、印刷会社に発行を依頼しているところなので、その完成待ちです。

今度のテキストは…、相当分かりやすいと思います。この仕事を開始して5年が経ちますが、私の5年分の知識と知恵が全て注ぎ込まれています。受講生との質問や添削でのやり取り、解答例を作成するにあたって調べた知識など、5年分の全てを詰め込みました。

1冊目のテキストが、タオパイパイと戦っている少年悟空だとしたら、現在のテキストは、ピッコロ大魔王と天下一武闘会で戦っている青年悟空です。そして、今度のテキストは、ヤードラット星から帰ってきた大人の悟空くらいだと思います。フリーザ親子を瞬殺したトランクスと同じくらいの戦闘力です。

ふざけた例えですが、冗談抜きでこのテキストに勝る消防官採用試験用の論文対策本はないと自負しております。そもそも、この分野に進出している人が少ないので、比較の対象も少ないのですが、このテキスト以上の情報は、2020年現在では他にないと断言できます。もし、このテキストを上回るテキストが出てくるとしたら、間違いなく、私が次に書く4冊目のテキストです。少し自信過剰かもしれませんが、このくらいの自信がなければ、人生を掛けて試験に臨む受験生への責任を果たせないため、世に出さない方がよいとさえ思います。

採用試験は受験生の人生がかかっています。だから、教える側としては、それに見合う力を注ぎ込まなければなりません。受験指導をしていれば、さまざま生徒の泣き笑いを見ることになりますから、そう痛感します。
たとえば、「予備校の論文講師が答案を見てくれない」と言って私のところにきたAさん。予備校の受付に頼み込んで添削してもらうのは大変だったと嘆いていました。1年間、私と一緒に勉強して無事に合格しました。そして、翌年には弟さんまで私のところに連れてきてくれました。まさか兄弟で指導することになるとは思いませんでしたが、二人とも消防官になれて親御さんはとても嬉しいことでしょう。

このブログでも何度もお伝えしているように、あなたの受験は、私の受験です。あなたが合格すれば、あなたと同じだけ嬉しいですし、あなたが悔し涙を流せば、私はきっとそれ以上に悔しい思いをします。だから、テキスト作りも全力です。みんなに合格してもらいたい気持ちは、皆が合格したい気持以上だと思っています。

今回のテキストを作成するにあたって、他の書籍やブログに初めて目を通しました。けれども、目を通した資料から参考にした内容は1つもありません。しかし、今回の改定では、他の書籍やブログで見つけた解答例を引用し、なぜその解答では高い評価を得られないのかを説明し、私の理論の正しさを立証させてもらいました。具体的には、なぜこの文章の取り組みでは説得力が出ないのか、なぜこのブログの答案は論旨に一貫性がないのか、なぜ予備校講師の答案なのに評価されないのかなど、第三者の文を引用しながら詳しく説明しています。こうした理屈が分かれば、良い文章の構造を理解できるようになります。良い文章の構造を外さない文が書けるようになり、どんな論題が出ても説得力が落ちません。

インターネットで「消防 論文」と検索すれば、さまざまな情報が出てきます。「私は合格者です。解答例を販売します」として解答例を売る人。「何回も予備校講師に添削してもらっているので品質に間違いありません」と言うのなら、なぜその中に、私のオリジナル論題が混ざっているのですか?過去問と過去問でないものの区別もついていないのに、本当に合格したのですか?合格したと言うのなら、合格証の一つでもアップしてください。受験番号と名前を隠せば可能だと思います。

中途半端にネットで解答例を購入しても、良い文章を書けるようにはなりません。それどころか、表面だけ真似して中身空っぽの文章になってしまうおそれすらあります。それは、解答例を配布し、それを真似て書いた受講生の答案を何枚も見てきたので、自分の実体験から間違いなく言えます。良い文章がなぜ、良い文章たり得るのか、そこを理解しないで解答例の表現だけを真似ても絶対に失敗します。今回の改訂では、良い文章が良い文章たり得る理由を、予備校の解答例を引用したり、ブログの解答例を引用したりしながら説明しています。

また、ネットではマニュアルなども売っています。「セミナーの資料をまとめたものです。」と掲載してマニュアルを販売するのであれば、何のセミナーで使ったものなのかも教えて欲しいところです。書いた人の経歴も気になるので、予備校講師だったのかどうかも含めて自己紹介してくれると嬉しいです。セミナーを開催するくらいであれば、予備校講師なのですよね?TAC、LEC、東アカ、そうした大手の経歴があるのならば、素晴らしいことだと思います。私もそうした経歴が欲しいくらいです。

ちなみに、私は教員の経験もあるので、こうした予備校に所属してもやっていけるだけの自信はあります。自信があるどころか、消防官採用試験の論文講師であれば、必ずトップに立つ自信はあります。でも、ぜったいに行きません。なぜなら、予備校にノウハウがないのを知っているからです。

私は、学生時代に学習塾の講師経験があります。栄光ゼミナール、家庭教師のトライと有名どころで働きましたが、学習塾が持っているノウハウを提供されたことはありません。そもそも勉強のノウハウなんて学習塾にはなく、講師が今までの受験勉強で培ったノウハウを、学習塾が提供してくれる教室で、講師の判断で勝手に教えていたに過ぎません。だから、予備校に勤めても、予備校は場所と看板を提供してくれるだけで、論文のノウハウは全て私のオリジナルになるはずです。そうであるのなら、予備校に所属する必要はないと思っています。もし、皆さんに学習塾のアルバイト経験があれば、私の言っていることがよく理解できると思います。

話を戻しますが、受験生の人生を背負う覚悟がないのに、小遣い稼ぎに中途半端にノウハウを提供するべきではありません。受験生のこの先の40年の人生がかかっているのですから、全力でやるべきです。

私は、HTMLもCSSも分かるので、ホームページも自分で作成して運営しています。だから、ホームページを見れば、それがアフィリエイト狙いのページであることもすぐに分かります。アフィリエイトでお小遣いを稼いだってよいとは思いますが、もし、教材を作るのならあなたの作成した解答例やマニュアルが、人生をかけて勝負している受験生の努力に見合う内容を伝えられるものかどうか、世に出す前に自問自答してもらいたいです。

たとえ、金額が数100円、数千円だったとしても、受験生をミスリードするのなら世に出さない方がよいです。合格マニュアルをうたっているのに、そのへんの自己啓発本に書いてあるようなことをだらだらと述べるだけの教材など受験生に対して失礼です。「イメージすれば願いは叶う」とか、「勉強はやる気と効率とノウハウの掛け算だ」など、言っていることは正しいけれど、そんなのはその辺の自己啓発本や勉強本に書いてありますから、消防官採用試験のマニュアルで紙面を割いて伝えることではありません。

ちなみに、私が作った1冊目のテキストは、既に情報も古くなったため、時代遅れになっています。メルカリなどで見つけても絶対に買わないでください。現在の傾向に合っていないので確実にあなたをミスリードします。二冊目も今回のテキストが出れば時代遅れになります。今回出すテキストであれば、その次のテキストが出るまではどうぞご自由に。その次が出るまではこれ以上の情報はないはずですから、あなたをミスリードすることはありません。

だらだらと持論を述べてしまいましたが、世に教材を出すなら受験生の人生を背負うくらいの気持ちで、全力で作ったものを出せと言いたいのです。今回のテキスト作成にあたり、ネットで購入した教材にその熱意を感じるものは一つもなかったです。

今回のテキスト改訂で大きく変わったところを伝えます。

・論文試験の勉強方法を詳細に説明。受験までに何をどれだけやればよいか、見通しがもてるようにします。論文試験を出口の見える勉強に変えます。

・論文試験でやりがちなミスの90%を、受講生の1通の答案を用いて解説。この答案は、あなたが論文試験でやってしまうミスを網羅しています。この答案とその解説を読むことで10回分以上の添削と同じ価値があるでしょう。この答案は、一部加工しましたが、ほぼ生の答案です。

・これから論題のテーマとなりそうな消防行政の取り組みをまとめました。既にテーマとなっている取り組みは解答例で勉強し、これからテーマとなりそうな取り組みは、テキストの論証パターンから勉強してください。消防行政の取り組みを調べるという時間のかかる作業をできるだけさせないように工夫し、受験生の勉強時間を大幅に短縮します。受験生が本質的な勉強に時間を割けるように配慮します。

・東京、横浜市、川崎市、大坂市の論題を用いて解説。今回の改訂では大阪市の論題も取り上げ、解答例には大阪市の論題も加えました。

・自己分析型の本質についても例文を付け加えて説明を追加。具体的な例文を用いてより具体的に説明をしています。

・予備校の解答例やブログなどの解答例を引用し、消防官論文面接対策塾のノウハウの正しさを立証しています。

まだまだあるのですが、調べるのが大変なのでこのくらいにしておきます。ページ数にして前回より、70ページ程度増量しています。1.5倍程度内容が増えていることになります。

テキストが完成したら、講座もリニューアルさせていただきます。新講座の開設、講座の廃止などを含め、ホームページ上で発表させていただきます。