消防官採用試験の勉強方法

消防官採用試験の勉強方法をお伝えします。これから勉強を開始する人は、今から話す勉強方法を真似してください。消防官採用試験に合格するまでの勉強方法を説明します。

勉強方法を見直す

既に勉強を始めて2回(2年)以上受験しているのに合格できない人は、ここまでの勉強方法を一度振り返りましょう。見直すポイントは以下の通りです。

見直すポイント

  • 今まで使ってきた問題集
  • 問題集の使い方
  • 得意科目・苦手科目
  • 過去問等の取り組み状況
  • 教養と論文の勉強比率
  • 模擬試験の成績
  • 実際に得点した教養試験の点数

上記の点を中心に、問題点と改善点、これからの勉強方針などを考えていきましょう。

2年経っていまだ合格できない人は、勉強のやり方のどこかに問題があります。消防官採用試験に合格するまでにかかる勉強量は、社会人でも1年半で十分です。私の生徒には、勉強開始から半年で合格した社会人もいます。勉強時間はわずか624時間です。何千時間もかかる試験ではありません

自分の勉強を振り返って問題点を洗い出し、足りない部分を補って合格する方法を見つけましょう。しかし、自分一人で振り返っても何が悪かったのかを見つけるのは難しいかもしれません。その場合は、個別面談でアドバイスを受けてください。講師があなたに代わって問題点を見つけます。

問題点を見つけた上で、次の試験に向けて

  • 勉強のやり方
  • 問題集の選定
  • 問題集の進め方
  • 復習の仕方
  • スケジュール計画
  • 1日あたりのノルマの算出
  • ノルマの管理方法

を決定していきます。勉強のマネジメントが苦手な人は、これをあなたに代わって講師がさせていただきます。

そして、まずやるべきことは、勉強スキルの向上です。

勉強スキルを向上させる

そもそも、勉強のやり方を人から教わったことがある人がほとんどいません。勉強は誰もがするのに、誰もがそのやり方を教えてもらっていないのです。

勉強のやり方を知っているのと知らないのとでは、その後のパフォーマンスに大きく差が出るにも関わらず、勉強開始前に勉強スキルを向上しようとする人もいなければ、勉強方法を教える予備校もありません。

そこで、消防官論文面接対策塾では、勉強方法そのものを教えています。数的推理や判断推理等の問題の解き方ではなく、勉強のやり方そのものを教えるのです。

あなたの受験がダラダラと長引く原因は、効率的な勉強のやり方を知らないからです。まず、そこを改善していきましょう。

私は2月19日から勉強を開始してその年の試験に合格しています。4400人受験して採用49名という100倍近い倍率でしたが、勉強期間は6ヶ月です。使った問題集は数的・判断・資料解釈1冊ずつ。たったこれだけで東京消防庁1類36点、2類43点で最終合格です。

そして、私の勉強方法を真似した受講生の最短記録は4ヶ月。時間にしてわずか624時間で東京消防庁と横浜市消防局に合格しています。それもコロナ禍の夜勤のある看護師として働きながらです。

時間のない社会人がこれだけの勉強時間で合格できるのは、私の勉強方法をそっくりそのまま真似したからです。短期合格したいなら、勉強が上手な人のやり方を真似してください。使う問題集を選び、うまい勉強のやり方を真似すれば、あなたも必ず同じ結果が出せます

実際に、私のやり方を素直に真似した受験生は、これまで皆合格しています。一年目で合格できずとも、添削を受け諦めずに勉強を継続した受講生の合格率は、2015年から現在まで100%です。全員消防官になっています。

上手い勉強方法を真似る。そのためにも、手本となる勉強方法を0から伝えていきます。

本当に0から伝えます。私の高校時代の偏差値は英語51、国語48、社会55でした。ここからスタートして、英語71、国語73、社会72と概ね20以上偏差値を上げ、早稲田に合格、マーチ以下全勝です。どん底からの合格。映画「ビリギャル」のような現象は、実は正しい勉強方法さえ知ることができれば、誰にでも起こり得ることなのです。

私があなたに大学受験で学んだ勉強法を公務員試験に落とし込んで教えます。勉強の「べ」の字も知らない人を対象にしています。今すぐ真似ができ、今すぐ効果の出る勉強方法を体系的に整理して教えますから、安心して真似してください。

この勉強法を真似すれば、あなたの勉強スキルは劇的に向上し、必ず合格レベルを超えます。

おすすめ問題集

勉強スキルを向上させたら、実際に勉強に取りかかります。教養試験に合格するためのおすすめの参考書は以下の通りです。

消防官採用試験おすすめ問題集

  • 数的推理:『畑中敦子の数的推理の大革命』東京リーガルマインド
  • 判断推理:『畑中敦子の判断推理の新兵器』東京リーガルマインド
  • 資料解釈:『畑中敦子の資料解釈の最前線』東京リーガルマインド
  • 文章理解:なし
  • 政治経済:『東京消防庁 過去問+予想問題集』TAC出版
  • 数学:『白チャート』数研出版
  • 時事:『速攻の時事』資格試験研究会
  • 国語:なし

「いやいや、全部書いてないじゃん」と思うかもしれません。しかし、上記の教科を全部得点できたとしたら、30点を超えます。消防の試験は、25点を越えれば十分に合格の土俵に乗ります。まずは、上記問題集を優先してこなしましょう。上記問題集に、自分の基礎学力に応じて生物、化学、物理を加えていきましょう。

上記問題集を正しい勉強方法で最低3回転することができれば、確実に合格レベルを超えます。すでに勉強を始めている人は、それに代わる問題集をただひたすら繰り返してください。

授業は無駄

短期間で合格したいのなら、授業を受けてはいけません。人が話すスピードは、読むスピードより遥かに遅く、授業を受けると勉強効率が格段に落ちます。

そもそも数的推理、判断推理、資料解釈、数学などの計算科目に授業は不要です。こうした科目は、授業中に分からないところが出てくると、その後の解説が芋づる式に分からなくなります。

分からない部分が出てきたら、何が分かれば解けたのか、何を知らなかったから解けなかったのか、そこを見つけて解けるようにしていかなければなりません。どこまで分かってどこから分からなくなるのか、その分岐点を見つけて解決するのが定石です。

しかし、授業はあなたの理解を待ってくれません。どんどん先に進んでしまいます。また、説明が口頭でなされ、解説が文字に起こされていないので分岐点を見つけるのが困難です。

また、計算科目は、解説を理解することと、理解したことを何も見ないで書き起こすこととの間に、大きな開きがあります。だから、解説を理解したらすぐにその場で解けるようになったか試し、即座に習熟を図る必要があるのです。もし、途中でペンが止まったのなら、また解説を見て、何が分かっていないのかを確認します。これを繰り返さなければなりません。

授業は、一つ解説したらすぐに次の問題に移ってしまいます。だから、授業を聞き解説を理解しただけでは問題を解けるようになっていないのです。ここに落とし穴があるのです。

また、合格したいのなら、異なる解法パターンを次々に覚えていかなければなりません。問題集を中心にした勉強なら、前から順番に解いていけば、自然と全ての解法パターンを潰せるようになっています。

一方、授業では、どの問題を扱うかを講師が決めるので、取り組むべき問題を自分で選べません。自分が既に解ける問題の解説を聞かされるのは時間の無駄でしかないのに、それをスキップすることができません。

そもそも週に数回の授業では、標準問題を一周するのに時間がかかり過ぎてしまいます。この点でも、授業は短期合格の天敵なのです。独学よりスピードが落ちてしまうのです。

ちなみに、私の受講生の最短記録者4ヶ月624時間の方は、問題集しか使っていません。18歳の時に自衛官となり、看護師に転職し、29歳最後の受験の時期まで数的等の勉強は一切していませんでした。このバックボーンでも4ヶ月で合格です。

勉強スキルを向上させて定番の問題集を使えば、授業がその効率を上回ることはありません。上記の問題集をひたすら回転させて合格者なら絶対落とさない標準問題を潰せば、教養対策は完全に終わります

特に、つまずきやすい数学などは、白チャートを使うことで解決できます。全ての問題に解説動画が付いています。分からない問題だけ動画を視聴し、文字での解説の良さを生かしながら、分からないところだけ人に説明してもらうことができる、すぐれた問題集です。

「まだ授業うけてるの?」というキャッチフレーズの下、授業をしない学習塾が登場しているように、授業を受けずに問題集を解くことが当たり前になる日も遠くないでしょう。

分からない問題は解決する

しかし、独学では不安になる思います。分からない問題が出てくるかもしれないと考える方も多いでしょう。その場合は、LINEで質問してください。

分からない問題は、分かる人に質問して素早く解決しましょう。合格するためには、同じ問題集を少なくとも3回転する必要があります。短期間で合格したいなら、分からない問題につまづいている場合ではありません。

消防官論文面接対策塾では、私が質問を受け付けます。私は、大学受験に苦戦していたときに「質問のできる兄がいたらいいな」と思ったことがあります。分からないところをすぐに質問できる身近な兄弟。私が、あなたのそんな兄弟的な存在になりますから、兄だと思って気軽に質問してください。

短期合格に向けて共に勉強していきましょう。質問回数にも特に制限は設けませんから、何度でも聞いてください。自分の兄に遠慮はしませんよね。講師に質問して素早く解決し、問題集の回転速度を上げてください

頻出論題を特定し、型を身につける

教養試験と同時に論文試験の勉強も並行していきましょう。

教養試験と論文試験の配点の比率は大きく異なります。短期合格したいなら、教養対策と論文対策に使う時間配分を間違えないことが大切です。

対策の仕方が不明確な論文試験ですが、「論文対策講座」でどのように勉強していくかを明確に伝えます。論文対策に見通しを持ちます。

そして、頻出論題を絞り込みます。論題を絞り込めなければ、あの論題もこの論題もと、勉強量が無限に広がってしまいます。これでは短期合格できませんし、不安になります。

そこで、消防官採用試験に頻繁に出題される論題を絞り込みます。1類等の大卒区分では5つ、3類等の高卒区分では、4つに絞り込んで論文に取り組みましょう。あれもこれもと手をつける前に、まずあなたの受験区分の超頻出論題をスラスラ書けるようにしてください

超頻出の論文を絞り込み、それを書けるようにしたら、消防行政の取り組みから外れるような出題がされた場合に対応するため、絶対に外さない論文の「型」を意識して身につけます

東京消防庁では、一見、消防行政から外れた論題が出題されます。手持ちのネタがどうしても使えないような論題が出されたときに対応できる絶対に外さない「型」を身につけておきましょう。

解答を覚える

論文対策を短期間で終わらせる方法は、ネタを暗記してしまうことです。多くの人が添削を重視しますが、添削は二の次です。

頭に入っていないネタはそもそも文にすることが不可能です。書き起こせない文章をどうして綺麗にできるのでしょうか

たとえば、

「平成から令和の女性ファッションの移り変わりについて、あなたの考えを具体的に述べなさい。」

という論題が出題されたとして、この論題の前提となるあなたの知識はきっと欠けています。

たとえ添削を重ねて綺麗な文が書けるようになっていたとしても、そもそも論題に対するネタがなければ、中身のある文を書くことはできません。

 

 

論文試験は綺麗な文であるかどうかより、内容に共感がもてるどうかを評価されます。そうであれば、消防官から見て共感できるネタの暗記を優先すべきです。それを綺麗な文で用意し、ネタとしてストックしておけば添削も不要です。こんな単純なことに誰も気が付きませんし、論文講師でさえ教えません。

しかし、ネタの暗記しようとしたとしても、多くの受験生は、そのネタをどこから持ってくるのか。持ってきたとして、それが採点者から見て評価されるものなのか。評価されるネタだとしても、それをどう文章にまとめたらよいのかが分かりません。

そして、これを自分一人で解決しようとすると莫大な時間がかかります。だから、消防官論文面接対策塾では、模範回答「解答集」を覚えてしまうのです。

自称模範解答を覚えると害になる

論文試験を素早く突破するコツは、合格レベルの答案を覚えてしまうこと。これにつきます。

もっとも、模範解答であれば何でもよいわけではありません。その答案を丸写しして、合格できるレベルにある答案でなければかえって害になります。ネタとする答案は吟味する必要があります。

元消防官であれば良い文章が書けるわけではありません。たとえば、合格した友人の論文を丸写しして合格した元消防官。合格回答を集めるという勉強方法を提示していることから、自分で解答例を示すことができないことがわかります。

合格に3年もかかる元消防官。東京消防庁の配点は、教養45点、適正23〜25点、論文100〜130点ですから、上手な論文が書けていたら、受験にそんなに長い年月がかかるはずがありません。

元消防官であることは、文章力があることの証明にはなりません。そうした元消防官の答案が合格レベルを超えていなければ、それを模倣したあなたの答案も自動的に合格レベルを超えないことになります。

実際に、私の下には、

「元消防官が書いた模範解答を予備校で丸写ししたらC評価でした。もうどうしていいか分かりません」

と相談に来る人がいます。

考えてみてください。あなたの答案でも、あなたが「模範解答です」と言ってしまえば、ネット上では模範解答になってしまうのです。どんな駄文でも模範解答であると宣言すれば、それは模範解答になります。ここが恐ろしいのです。

論文対策に迷う人、書くのが苦手な方は、模範解答に飛びつきます。しかし、飛びついた模範解答が模範たり得ないレベルの答案であることを判断する力がありません。合格レベルを超えない答案を真似して書いた答案は、絶対に合格レベルを超えることはありません。その答案に支払ったお金、覚えることに使った時間が全て無駄になり、また一から覚え直しになります。受験が大幅に長引くことになります。

模範解答を覚えるなら、自称模範解答では意味がありません。その答案を真似して書いて合格している実績がなければなりません。丸写しして合格している実績のある答案でなければ、覚えたことが害にすらなるのです。

ちなみに、令和3年の東京消防庁2類の論題

「官公庁がソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を積極的に活用することの利点とその活用方法、さらにその際に注意すべきことを具体的に述べなさい」

では、私の答案を丸写しして合格した方がいます。それもSNSに関する2つの解答例が2人の受講生に丸写しされ、どちらの方も一次試験のみならず最終合格しています。しかも、そのうちの一人は、12月に合格して4月に入校。東京消防庁の入校は成績順ですから、合格できる答案であるばかりでなくその成績も良かったことが証明されました。

令和2年には、全く同じ解答例で1類も2類も合格している受験生もいます。

これだけの受験生が私の答案を丸写しして合格しているのは偶然ではありません。私は、合格レベルの答案を何枚でも量産できます。今後新しい論題が出されたとしても、合格答案をあなたに提示し続けることができます

私の解答集の答案は、丸写して合格できるレベルの答案であることを保証しますから、安心して覚えてください。

答案練習会で書く力を高める

ネタを覚えたら、文章を書く力も付けていきます。覚えたネタを書き起こせるかを「答案練習会」で試してください。

「答案練習会」では、東京消防庁の最新の出題傾向を踏まえて講師が予想論題を出題します。第1クールでは、大卒区分向けの論題を出題。第2クールでは、高卒区分向けの論題を出題していきます。答案練習会に参加すれば、試験合格に必要な論題を潰すことができます

論文対策の最大の悩みは、どの論題にどの順に取り組むのかに迷うことです。講師が最新の傾向を踏まえて、予想問題を出題し、試験までにあなたが取り組んでおかなければならない論文を一通り出題します。あなたは、答案練習会に参加するだけで全ての頻出論題に触れることができます。どの論題にどの順番で取り組むかに悩む必要はありません

練習会後に配布するレジュメには、出題趣旨や採点実感(添削をしての講師の感想)を記載します。その論題をなぜ出題したのか、その論題の解答例から何を学んで欲しいのかを明確にして、最新の傾向に対応できる力をつけます。

もちろん、講師書き下ろしの最新解答例も提示します。東京消防庁を始めとする消防官採用試験に合格するためのポイントを講師の解答例を通して解説していきます。

また、他の受験生とも答案を共有して、自分以外の答案からも学べる環境を用意します。他の受講生の答案を見ること、これがとても良い勉強になります。他の答案の良いところを真似し、他の答案が指摘されたことを自分の戒めとすることができます。そして、何より今の自分の力を知ることができます。

答案練習会であなたの論文対策は完成します。

添削で穴をなくす

答案練習会に参加して頻出論題を潰します。ここまで取り組めば合格レベルを超えますが、その後は、必要に応じてその他の論題に取り組んでください。

複数の自治体を併願する人は、横浜市消防局のような字数の少ない論題に対応する力、大阪市消防局のような時事的な出題でも戦える力をつけましょう。

その際には、添削を受けましょう。ネタを暗記し、頻出論題を潰して初めて添削が生きてきます。解答集のネタは合格レベルにありますから、後はそれを論題に合わせて修正して使い回す力さえ付ければ合格できます。

添削者の力量を見極める

添削を受ける際には、添削者の力量に注意です。添削を受けるなら、合格レベルの答案を書ける文章力の添削者を選んでください。

解答例を書けない添削者は例外なく偽物です。解答例は書けないが、添削はできるというのは、英語は話せないが、英会話講師はできると言っているようなものです。そんな人に英語を習った末路は悲惨です。

オンラインスクールに入塾するつもりなら、論文担当者が解答例を書いているのかを確認しましょう。合格者の答案を集めるのは文章が書けないからではないのか、解答例も書かずに添削者を名乗る人は疑ってかかるべきです。

文章力のない講師はその発覚をおそれるため、解答例は絶対に書きません。文章を書けば、その人の文章力は一目瞭然。必ず文章に現れます。文章力のなさは絶対にごまかせないからです。

もっとも、たとえ添削者が解答例を書いても、それが自称模範解答であることには変わりません。その論文を丸写しして合格できるレベルにあるかどうかが大切です。その答案で合格者が出ているのかよく確認しましょう。

ちなみに、624時間で合格した社会人受講生は、「安心して覚えることができた」と言っていました。実際に丸写しして合格しているので、消防官論文面接対策塾の解答集の強さが証明されました。